お米一合を150gとして正確に計量します。
メジャーカップなどを使用する場合は、目盛のラインでの「すりきり」が正確な量です。また、おいしく炊くためには、一度に炊く量は二合以上がよいでしょう。
計量したお米はザルに移します。
ボウルにたっぷりの水を張り、ザルをボウルに重ねてお米を水に沈めます。手早く3〜4回かき混ぜたら、ザルをすぐに水からあげます。ボウルの濁り水は捨てます。
※ポイントはやさしく、手早く! 水に浸した時点でお米が吸水を始めると同時に、最初の水には汚れやぬかが最も出ます。水に浸したままいつまでも洗い続けると、汚れた水をお米が吸収し、炊き上がりのご飯 がぬか臭くなってしまいますので、動作は手早く行います。
再びザルをボウルに重ね、新しく水を張ります。
お米を3本指ですくい混ぜるような動作でやさしく洗ったら、ザルをあげて濁り水を捨てます。
この作業を手早く2度繰り返します。
※精米技術が進んでいる現在のお米は、力を入れて米研ぎを行う必要がありません。また洗い過ぎは、お米を傷つけたり、栄養成分や風味を損なう原因になりますので、力加減や洗う回数に気をつけてください。
ザルをあげて、しっかりとお米の水気を切ります。
水気を切ったお米を釜へ移します。
炊き上げるための水の量は、お米の量の20%増し(お米一合に対し水180ml)が標準です。計量カップや釜の内側の目盛などを利用しながら、釜へ正確な量の水を張ります。
水をはった後は、夏場は30分、冬場で1時間程度、水に浸しておくとよいでしょう。
お米を炊きます。
炊き上がったら、蓋を開けずにそのまま10〜15分程度、蒸らしましょう。
蓋を開け、炊き上がったご飯を十文字に切るように、しゃもじを入れます。さらに底から上下を返しようにほぐし、余分な水分をとばすように全体を混ぜ合わせたら、完成です。